WEEK神山のインターンレポート【井上くん】

この夏、WEEK神山にインターンで来てくれた井上くんがレポートを書いてくれました。インターンについては今回実験的にやってみようということで受け入れてみました。原則、宿の空いている部屋で滞在、食事もある程度用意するという条件。受け入れ側としては何ができそうで何ができないか、条件の設定など、とても勉強になりました。

これからもご縁があれば積極的に受け入れていこうと思っています。学生だけじゃなく神山に興味がある方なども対象に、『WORKING & STAY』というコンセプトで詳細をもう少し詰めてからお知らせいますね。

それでは、井上くんのレポートです。インターンに興味ある方はご参考に読んでみてください。

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8/30インターンを終えて

 

初めまして!

この度、WEEK神山 でインターンをさせていただきました

島根大学3回生 井上陽人です。

10日間という短い期間でしたが、普段の大学生活では経験できないことが多くとても濃い内容のインターンとなりました。

そこで今回は、僕が過ごした10日間の体験を紹介したいと思います。

 

なぜここに僕がいるのか?

突然ですが、僕「井上陽人」には、ぼんやりとした夢があります。それは、日本の伝統を受け継ぐための町づくり、景観保全をすると同時にその地域の生態系を守ることです。

就職について真剣に考え始めたとき、大学では学ぶことのできない町づくりについて学びたいなぁと思いを面白そうな場所を探していました。“地方創生”について調べる中で神山町を知りました。「この町は絶対に面白いし、行かないと後悔する!」と確信し、2021年6月 神山をできるだけ吸収しようという目標のもと徳島県を訪れました。しかし、アポをとったわけでもない僕は当然地域の人と話せず宿に到着しました。

そこでWEEK神山の代表 神先さんと出会い、話を聞いてもらうことで当時抱えていた“町づくりに興味あるが、何をすればいいのか分からない“というモヤモヤがすっきりしました。その後、話の中で趣味であるサンショウウオの話になり、一緒に捕まえに行こうと誘っていただきました。

まさかのサンショウウオきっかけでインターンへの参加が決まりました。

撮影・提供 浜咲浩之 氏 

 

基本的な1日の流れ

10日間、僕は久しぶりに規則正しい生活を送りました。

僕は毎日7時に起き、青く透き通った鮎喰川を眺めながら、前日のまとめ(何をしたか、感じたか)をノートにまとめていました。この一人時間は、インターン中の自分を記憶的、体力的、精神的にも落ち着かせてくれる大切な時間となりました。

9時からは、朝食の片付けを始めます。食器を洗い、定位置に片づけます。

それが終わると朝ごはんをいただきました。

10時からは、チェックアウト後の部屋の掃除が始まります。部屋の掃除は、髪の毛1本、水垢一つを残さないようにします。これは、お客様をもてなすためのものであり目の届きやすい部分から、隅まで丁寧に部屋を作っていくことが大切であると教えて頂きました。

いつもは、客側なので当たり前だと思っていたきれいな部屋がこのような思いの元作られていること知り、実践しようと思いました。

実践の場は、すぐに来ました。掃除が終わり、昼食・休憩をはさむと敷地内の草刈りを任されました。日中ということで暑さとの勝負でしたが、掃除での教えを胸に母屋周り、宿泊棟前や駐車場の草を丁寧に取りました。日に日にきれいになっていく敷地内と溜まっていく草の山を見ると、達成感を感じると同時に最近継続して達成したものがなかったなと思いました。9月からの卒業研究は丁寧に継続して納得のできるものを作ろうと決めました。

19時から、夕食の対応を始め、朝と同様に洗い物や片付けを行います。加えて、コンロ掃除やスポンジの熱湯消毒の締め作業をします。これを終えると僕の1日は終わります。

 

神山ならではの学び

今回のインターンでは、多くの面白い大人や同世代に出会うことができました。

特に価値観の持ち方というものが僕には新鮮な話題でした。

えんがわオフィスの隅田さん,藍染職人のたっきーさんとの話の中で人生における価値を暮らしに置くことの大切さを教えてもらいました。僕も暮らしに重点を置きつつ、地域の人々が幸せを感じることができる町づくりを展開していこうと思います。個人の暮らしに深く入り込むなどのストレスになることは避けることも大切だと感じました。

また、同世代のインターン生と出会う場も急にやってきました。

“かま屋”でお昼ご飯を頂いているとき、神先さんとかまパンの笹川さんの会話の中で「インターン生の交流おもしろそうじゃない?」「いいね、やってみよう」というノリで決まり、3日後にはしっかりとした形となり僕たちは交流をすることができました。早い実行力はもちろんですが、この二人の「面白そう」を実行できる関係性に憧れました。

ここで出会ったインターン生は、みんな目標をもっています。分野はそれぞれでしたが、共通してなんでもやってみようというチャレンジ精神を感じました。自分ももっと多くの人や場所に出会い、経験を積んでいこうと思います。そして、いつかみんなと神山の大人たちのような関係を作ることができると面白いだろうなぁと思い、ワクワクしました。

 

神先さんとの会話の中で

ごはんの時や休憩時間中、僕は多くの質問を神先さんに投げかけました。

経営で大切にされていることや僕の将来についての話が多かったのですが、全体的に僕は経験が足りないことが分かりました。神先さんは流れの中でするべきことが出てきて、経験を積むことができると教えてくださいました。目の前にあることを成し遂げ何を感じ、何が自分の中で腑に落ちたのかを確かめ、成長していくことで少しずつ自分のやりたいことを形にしていく。それが今の僕に必要なことです。

神先さんは初めの一歩を踏み出すことで、そのすべきことを目の前にしていると気づきました。体を動かしてボールの正面に行く野球の守備と同じだなぁと思いました。当たり前のことなのかもしれませんが、その一歩目を踏み出すという実行力はみんなが持っているものではありません。僕も興味のあること、将来につながりそうなことには積極的に挑戦するようにしたいと思います。

インターン期間中、数回サンショウウオ探索に出かけました。神先さんに「サンショウウオいそう?」と聞かれると、僕は「ぽい環境ではあります」と答え続けました。実際に雰囲気のいい環境であったのですが、生息に適した河川の水量や陸地の湿り具合などの詰めがあまかったため、観察することができませんでした。

神先さんからサンショウウオを観察することと経営を継続させることは基本的には同じことであると教えてもらいました。神先さんはサンショウウオ探索の時も地域の目撃情報を集めたりして成功のための事前準備をしていました。このように経営の際にも先輩の経験談などを集めるなど事前準備が必要となります。

僕はあとさき考えず、とりあえず何でもやってみることが多いです。多くの経験はできるのですが、事前準備が少ないと得るものが少ないなと感じていました。事前準備の手段として5W2Hを考えて予定立てるのが基本かつ大切だと教えてもらいました。  今後は、意識的に何事でも予定立てて挑戦するようにしようと思います!

 

10日間を経て

僕は、最近就職という現実が近くなり、なるべく理想の将来に近づけようと焦っていました。このインターンを経てその焦りが和らいだ気がします。

このインターンに参加できたことで、自分も一歩目を踏み出せていると自信を持つことができました。しかし、予定立てが甘いことやもっと広い目で物事を見る力が必要だということも分かりました。まずは、予定立ての練習として日頃の生活の小さいことから実践します。そして、興味のあることに一歩踏み出し、目の前にあることを焦らずこなしていこうと思います。

神山町の人たちからはまだまだ学びたいことがあります。

サンショウウオ探索のリベンジも含め、今後も足を運びたいと思います。

WEEK神山の皆さん、お世話になった皆さん

ありがとうございました。

 

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