1月28～31日で開催していた”石積みWEEK2023”が無事終わりました。
今年は宿泊棟の横の崩れたL字と階段横のコーナーの修復です。

・宿泊棟の横の崩れたL字

・階段横のコーナー

・今年はぐり石と置き石を事前に少しずつためていたので、準備はばっちりです。

・まずは崩れているところをばらして土を掘っていきます。

・崩れた石や掘った土を整理していきます。今年は人手が多かったのでとてもスピーディー
に進んでいます。土も手作業で上にためていきます。

・ぐり石をたっぷりと入れられるように深めに掘ります。そのあとは石を置くラインを出して積み始めます

・底は大きな石を置いて、その上に石を積み裏にぐり石を詰めていきます。

・ぐり石を入れる幅が広いほど強固な石積みができます。上からぐり石を下ろしてどんどんと詰めていきます。

・黙々と石を積み、ぐり石を入れていきます。

・石積みは石を積む人、石を運ぶ人、受け渡す人、道具を持ってくる人など、1つのチームで動きます。

・角は少し難しいので金子君自ら積んでいます。長い石を交互に積むようです。

だいぶ積みあがってきました。ぐり石もたっぷりです。

・角もカッコよくきまり、最終日に全体が無事完成しました。下のコンクリートの基礎の部分との接続も低い石積みでカーブでつなげたのできれいな仕上がりになっています。

・階段横もうまく仕上がりました。最終日でしたが半日もかからなかったです。皆さん仕事が早くなってます。

ラストに皆さんで記念撮影。快晴の空が祝福してくれるかのようです。

番外編で母屋前の階段の横も修復しました。ここはほんとに2時間くらいです。
※今回唯一僕が参加できたところです。

石積み終了後、金子君と今回の振り返りのラジオを録ったのでぜひ聞いてみてください！
WEEKラジオ㉗　金子くんと石積みWEEKの振り返り

5か年計画で始めた石積みWEEKも今年で3年目。今回で折り返しに入りました。最初に崩れた石積みの景色を見て、これが全部修復されるいったいどんな景色になるんだろうとワクワクしながら思い描いていた未来は、すぐ目の前までやってきています。残り少なくなると名残惜しくなるのですが、このプロジェクトをきっかけにまた次の構想も生まれてきています。『石ステーション』と『Rock ’n’ Roll Project』。この構想は動き始めたらまた書いていきます。

石積みをしてていつも不思議に思うことは、場所が修復されると元に戻ったという感覚になり、直す前の絵が全く思い出せなくなることです。写真を見ると思いだせるのですが、でもそれは写真の中だけで頭の中からなくなっています。新しくなったのに元に戻ったような感じで変な感覚になります。石積みの景観がそうさせてると思うのですが、毎回面白く感じでいます。

金子君はじめ、参加してくださったみなさま、神山石積みチーム、大変お世話になりました。いつもありがとうございます。来年はかなり大掛かりな修復になりそうで少し緊張感がありますが、しっかりと準備していきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。

2023.2.3 神先