【WEEKインターン】人と自然の豊かさ
2025/09/13
こんにちは!
今回WEEK神山で7日間インターンをさせていただきました、大学3年の佐藤鈴夏(さとうすずか)です。
神山で過ごした一週間は私にとって大切な宝物になりました。豊かな自然の中に身を置き、多くの「人」と出会い、町について知る、そんな充実した毎日でした。本当にありがとうございます。
神山との出会い
現在、私は東京にある立教大学で社会学を学んでいます。
生まれも育ちも東京の私が、徳島県神山町のことを初めて知ったのは大学の授業でした。その授業にゲストスピーカーとして来てくださったのが「神山つなぐ公社」の方。神山町が抱える課題と、それに挑む取り組みについてお話を聞いたとき、「こんな面白い場所があるんだ!」と胸がワクワクして、興奮したのを今でも覚えています。
その後も神山について本を読んだり調べたりするうちに、「いつか必ず神山に行こう」と決めるようになりました。そして大学3年生になり、将来の選択を考える時期に「神山に行けば何かヒントが得られるのではないか」と思ったのです。
ただ、旅行で訪れるだけでは外側から町を見て終わってしまう気がしました。もっと神山で暮らす人々に近い形で滞在できないだろうか――そう考えていたときに 見つけたのが、WEEK神山のインターンでした。
インターンの仕事と日常
インターンとしての主なお仕事は、食事提供や部屋の掃除です。食事はどれも美味しそうで、見た目も美しくて、母屋には美味しそうな香りが漂います。WEEK神山に初めて入った瞬間も調味料の香りが印象的でした。
また、お部屋は杉の木の香りが心地よく、掃除は体力を使うけれど、綺麗になるととても気持ちがいいです。そして働いた後のご飯は美味しいです。WEEK神山は宿なのでもちろん様々なお客さんが泊まりに来ます。人の流れがあり、地元の方も来るので人と出会えるそんな場所です。仕事の合間には町を案内していただいたり、人を紹介していただいたり、神山での時間は、常に刺激的でした。
出会いや自然から学んだこと
町の人はとてもあたたかく、お店や会社に急に伺った際にも快く迎え入れてくださって、その場所やその人自身のことを丁寧に説明してくれました。神山には個性豊かで面白い人、すごい人がたくさんいます。なぜこんなにも魅力的な人が集まるのか不思議でしたが、きっと東京にも面白い人やすごい人はたくさんいます。違うのは「人と人との関わり方」。
町の人同士の挨拶や、誰かが誰かを紹介する風土。立場のある方でも謙虚で人当たりがよいこと。そして「神山町の人」という自覚をもち、町全体としてどう見られるかを意識しているからこそ、訪れる人にウェルカムな雰囲気があるのだと分かりました。「自分がしてもらったからその分返しているんじゃないかな」とおっしゃっている人もいて、素敵な循環によって温かい雰囲気が生まれているのだと感じました。また、生き生きしている人が多いと思います。そんな人たちがいる町だからこそ、人が人を呼び、どんどん面白い町になっていくのだと思いました。今回は同世代の子や、私より年下の子ともお話する機会があり、たくさんの刺激と元気をもらいました。
神山での日々は、人だけでなく自然からも多くのことを教わりました。常に虫の音や川の音など自然のBGMに包まれます。普段なら苦手な虫もここでは排除の対象ではなく、自然の中で共に生きている感覚がありました。川や山、広い空、そして夜には星が輝いていて都会ではあまり感じられない自然を存分に感じることが出来ました。自然と人はつながっているという当たり前のことを思い出させてくれたような気がします。
(WEEKから見えた星!ちょうど皆既月食で星がよく見えました。)
神山町に対して「期待しすぎていたらどうしよう」という最初の思いは消えていました。それ以上の町かもしれないと思ったからです。
神山にいると今までの自分の経験の点と点がつながるような感覚があって、今まで直感的に心が躍っていたことがここにはある感じがしました。
最後に
まだまだ行きたい場所もあるし、もっと神山のことを知りたいです。だから次は、もっと知識を蓄えつつも頭でっかちにならず、その場で実際に感じたことを大切にしながら新しいものを得たいです。
本当に貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。短い間でしたが出会ってくれたすべての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。また神山に戻ってきた際には、温かく迎えてくださると嬉しいです。
佐藤鈴夏
※WEEKラジオでも話しました。ぜひ聞いてみてください!
㊴【WEEKインターン2025】すずちゃんと振り返り – WEEKラジオ | stand.fm
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