【川づくり】生態調査と川床磨き
2022/09/02
みなさん、こんにちは。
今回は、先週やった川づくりの活動で、“生態調査”と“川床磨き”についての振り返りを綴ります。
ちょうど、井上くんが来れるタイミングで日程を調整し、川の生態調査と先月に瀧先生たちに提案してもらった川床磨きをやってみました。
初日は子どもと一緒に生態調査。
いろいろと採取してきてくれました。
意外にもネットで検索できる神山の鮎喰川で観測できる生き物をほぼ確認できたみたいです。
調査結果はまとめてくれる予定。
翌日は、いよいよ川床磨き。
川の底の岩を磨く(裏返す)ことで、古い藻をとり、若い藻を育ててそこに魚が寄ってきたり、石の本来の色を出したりする作業です。
デッキブラシと竹ぼうき、ブラシと3つで試してみましてた。竹ぼうきはあまり手ごたえがなかった。
昔は大水で川の底がリセットされたみたいなのですが、いまはそういったことが起こりにくかったり、水量が少なかったり、川の流れが変わってきたりと、どんどんと古いものが底にたまっているそうです。そこを磨くことでどんな変化が起きるのかが観測対象。
やる前とやったあと
写真ではわかりにくいですが、白い岩肌が見えるようになり、とってもきれいになりました。
やってて気づいたのは、一緒に周りの草を刈ったり抜いたり、
汚れている水たまりを掃除したり
流れの悪いところのつまりを取ったりと、
手を入れることで起こる変化を楽しみながら、それを通して小さなことでも自分たちのできることはまだまだあるんだろうなという感覚になりました。
いろんなきっかけとタイミングが重なって、はじめは笹船のようなWEEKの川づくりでしたが、おぼろげながら何をしていったらいいのか、どう考えていけばいいのか、みたいなことが分かってきたように思えます。
神山では小さな自然再生のほかにも、大地の再生のプログラムも動いていて、山と川と土と風と自然との向き合い方に興味を持っている方々も多いので、そことの共有もとても面白いです。いろんな視点から実践を積み重ねていきたいと思っています。
そんなこんなで今月は、来週末に川のイベント『行こう、鮎喰川!』 川名人と遊び・学び・実践する2日間があり、WEEKの川もフィールドの1つとして参加します。そこに合わせて、9月12,13日に自分たちで川のイベント【川づくりWEEK】を行います。
1日目は井上くんが企画する生態調査を含めた親子対象の川遊び。※平日なので個人的に声をかけさせてもらっています。
下図は、井上くんが今回の調査で川全体の特徴などをまとめてイラスト化してくれたもの。わかりやすい!!
2日目は昔の川の風景を知っている人たちとの交流会を大急ぎで企画中です。昔の川の写真を友人に探してもらっています。※こちらも個人的に声をかけさせてもらいます。
WEEKの川づくりのテーマは“川を通して昔と今をつなげる”なので“どうつなぎ”“どう未来へつなげていけるのか”、のちのち海ー川ー山と全体的に考えていくことは必須なので、どう流れていくかは読めないですが、1つ1つ試していきたいと思います。
引き続き、川づくりに興味をもってくれる方がおられましたら僕に連絡いただけると嬉しいです。
今回もまた新しい体験ができました。結局、自分はただ子どものキラキラした目が見たいだけかもなと思いながら、一緒に動いてくれる人たちに感謝しながら続けていきたいです。
2022.9.2 神先
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