自己紹介ブログ:赤石(あかいし)のヒトトナリ 前編
2025/03/05
皆さん、初めまして!そして、こんにちは!
WEEK神山の赤石 幸也(あかいし ゆきや)と申します。
昨年10月WEEKにジョインしました。このブログを見ていただいてる方の中では、既にお会いした方もいるかもしれませんが、再度改めての意味も踏まえて、自己紹介させていただきます。
少しの間手を止めて、是非読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
早速ですが、私はというと、1988年徳島県神山町出身。
現在、6歳(男の子)と2歳(女の子)の2人の子供を持つ父親です。
祖父母や父親をはじめ、代々、神山町家系で、私自身も生まれた時からこの町にゆかりがあり、ほとんど記憶はないものの、4歳まで神山町で暮らしておりました。その後、県内の別の町に引越ししますが、焼山寺にほど近い左右内エリアに祖父母宅があったことから、定期的に帰ってきており、幼いころはその焼山寺でよく遊んでいたとのこと。
このような神山町との関わりですが、実は子供ながらの印象として、神山町に帰ることはあまり好きではなく、遊ぶものはない、子供にとっての車移動1時間はかなり遠く感じ、また当時は今の童学寺トンネルがなく、旧トンネルは目をつぶって車の中で怯え、くねくねと続く山道に毎回車酔いをしていたというネガティブな思い出ばかりが浮かんできます。
高校卒業というタイミングでは、徳島県を離れることになりますが、相変わらず、この環境の素晴らしさや豊かさに気づくことができず、神山町をしっかりと好きになっていったのは二十代半ばを過ぎてからでした。
その後、人生の半分、約17年ぐらいを県外に出て過ごしていましたが、2年に1回ぐらいのペースで神山町に帰ってきては、新しい建物など町の変化が次々と目に入り、県外にいながらも、自然に動向だけは気にかけるようになっていきました。
この町の変化とともに、段々とルーツがあることに誇りを持つようになり、いつかはこの町に関わるという思いを抱きはじめ、今から約2年前に意を決してUターンで徳島県に帰ってきました。
最終的に現在のWEEKにたどり着いたことで、一番腑に落ちているような気がして、ようやく生き方と働き方の尺度やバランスが合ってきたなと、納得感のある日々を送っています。
また、今でも祖母が左右内に暮らしており、自分が神山町のまちづくりに携わることで、喜んでもらったり、楽しみにしてもらったり、この町にルーツを作ってくれたことに対して少しでも恩返しができればと今は考えています。
自分の中で、責任と自覚を持って神山町を紡いでいく!といった想いを持っています。
続いて、話が前後しましたが、県外に出てからやっていたことをお話します。
経験としてはスポーツ業界に約6年、ホテル業界に移り約11年。
新卒で某スポーツメーカーに入り、サッカーブランドを担当しながら、スポーツ用品を販売したり、代理店に営業したり、ユーザーの意見を反映し、商品を作ったり企画したり、色々と。
幼少期からサッカーをしていたこともあり、趣味がそのままサッカーやフットサルをプレーすること、さらにその趣味がそのまま仕事にまで繋がっていました。2019年頃までは現役プレイヤーとして関東のリーグ等で頑張っていましたが、徳島に帰ってきてからはコミュニティが無くなり、年齢的なこともあったりで残念ながら機会が無くなっている状況です。プレーだけではなく、中学生や小学生に対して指導者として活動していたこともあり、日本サッカー協会のライセンスを取得していた時期もありました(ポイントが貯められず失効しましたが・・)。神山町には少年サッカーチームがあるので、密かに何か貢献できないかなとも考えています。町内のスポーツイベントも増えればいいですね。
そんな生粋のサッカー好きがサッカーを仕事にしていましたが、東北の地震が特に大きなターニングポイントとなり、自身の仕事や生き方と向き合うこととなり、その後、縁あってホテル業界に移ることとなりました。
移ったホテル業界では現在までに約11年。
入りたての頃は、ドアマン、ベルボーイ、フロント、パーティープランナー、システム、レストランスタッフなどなど色々と職種を経験し、その後は開発とか管理者の役割にシフトしていきました。
ホテルにはカテゴリーが沢山あるのですが、経験したカテゴリーも多く、ホステル、ビジネスホテル、エンターテイメントホテル、リゾートホテル、バケーションホテル、デザインホテル、ライフスタイルホテルなどなど。正直何が違うのか、全ての定義は説明できませんが、なんとなく雰囲気が異なるという。部屋数も50室から250室までと規模様々なホテルを経験してきました。
カテゴリーだけではなく、エリアも変わりながら、大阪、京都、東京、神奈川、広島などなど、日本のあちこちを転々としてきました。
私は運やタイミングも良かったことから、リブランディング含む新規開業のプロジェクトに入ることが多く、開業に向けてメンバー集めから始まり、オペレーションやブランディングの構築、地域とのコミュニケーションを図り、開業しては大体1年から3年で、手を加えすぎなくても自走するまでに整え、次の場所に向かう、そんな繰り返しでした。
一概にホテルといっても、エリアが変われば、来る人・働く人・考え方・動くお金・そしてニーズの部分が異なってくるので、それらをつなぎ合わせて、ビジネス化していくというミッションと向き合いながら今に至ります。
では、なぜホテルの仕事なのか?なんてことをよく聞かれます。
また、少し経験があることから、ホテルの仕事が好きなんですね?ともよく言われます。が、正直に答えると、段々業界歴が長くなるにつれて、好きからは遠ざかっているような感じです。
理由は様々ですが、あくまでも自論として、現代ではどのホテルに泊まっても何不自由なくサービスを受けることができます。ただその反面に、どの町に行っても当たり前のようにコンビニがあるように、どの町のホテルに泊まっても同じ滞在だったり、同じ見え方だったり、何も代り映えしないという風に思えてきています。
表向きのご当地感や日本の感じを出しているホテルは沢山ありますが、本質的に五感を通じて土地の風土を感じられるところはまだまだ少なく、単なる旅や出張の寝床としてしか機能していないホテルばかりです。長年にわたって変われていない業界自体が目に付くようになり、自分の中では、ホテルで働くことが好きとか嫌いとかという話ではなくなってきました。
どちらかというと、業界を変えていきたいとか、ホテルの活かし方を変えていきたいとか、ホテルの可能性を世の中に見出していきたいと思っています。
泊まるというものの価値を捉え直し、世の中の社会課題を解決したり、まだまだ実装されていない選択肢をうみだしたり、人を集めれるホテル業という特性を活かして、世の中にサービス提示していくことを突き詰めている最中です。
長年変わらない旅行とか観光のためのホテルは継続しつつも、もっと異なる切り口で社会性のあるホテルを増やしていきたい!という熱意で動いており、WEEKを通してであれば、実現に向かうのかなと・・・。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
前編では、経験してきたことを中心に簡単な自己紹介でした。
次回の後編では、WEEKにフォーカスして、印象や出会い、今後のやりたいことや目指すことのブログを書いていきますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
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