自己紹介ブログ:赤石(あかいし)のヒトトナリ 後編
2025/05/09
皆さん、こんにちは!
WEEK神山の赤石(あかいし)です。
少し間があいてしましましたが、前回の自己紹介ブログ前編に続き、本日は後編となっております。
自己紹介ブログ:赤石(あかいし)のヒトトナリ 前編 | お知らせ|WEEK神山|新しい「いつも」に出逢う
前回では、自身の生い立ちや経歴について自己紹介させていただきましたが、今回はWEEKにフォーカスして色々と書いていますので、引き続き、ご一読くださいませ!
前編でも述べたとおり、県外で長く生活したのち、徳島県にUターンしてきました。帰ってきてからは、徳島市内のホテルで働き、今と別の事をやっていましたが、段々と引き寄せられるように、神山町に近づいていくこととなりました。
もちろん以前からWEEKの事は認識していたのですが、繋がり自体は全くありませんでした。そんな当時の印象を少しだけ思い返して書いてみました。
【WEEKの印象】
まず率直な第一印象として、神山町の中でランドマークになっていて象徴的な場所であり、尚且つ上質なホテルだなと捉えていました。対岸から見るWEEKは自分のお気に入りでもあり、背景の山々からなる風景とWEEKの建物を切り取ったときには、作品のような美しさ。装飾的なデザインが増えている時代ですが、WEEKやこの風景は自然と昇華しているように見ることができます。
そして、そこに人がいなくても、空間が洗練されていて、コミュニケーションができるホテルだなということも感じていました。ホテルという空間は、それぞれの、物の居場所に問いをたててみるだけで全く違う景色が見え、作り手や運営する人との非言語コミュニケーションが豊富にあると、自然と良さを感じるのではないかと個人的には思っており、WEEKにはここの豊富さも感じることが出来ました。
またWEEKは自分ならこう活かしたいとか、こう使ってみようとか、町とこういう風につないでみようという思いやアイデアが浮かびやすく、シンプルに心地いい余白があります。
今は実際に中に入っていますが、ギャップを感じることなく、歴史や空間の年輪、堆積した時間の重み、神山町の本質的な空気感を日々体感しています。
【WEEKとの出会い】
続いて出会いについてですが、徳島に帰ってくる前も、帰ってきた後もWEEKの事は気になっており、HPやSNSを覗いたりしていました。初めは一方的にメールを送って、求人確認をしていましたが、タイミング的なところが合わず。残念ながら縁はないのかなと思いながらも、Uターン後は不思議と神山に来るきっかけがどんどん増えていきました。東京や大阪など繋がりのあった知人が神山町へ研修や視察に来ることがあり、その都度、『WEEK集合!』なんて声がかかることが頻繁にありました。
そんなある日、その日は息子も連れて視察に来ていた知人ファミリーとWEEK集合し、下の川沿いで生き物を探しながら散歩していたとき、何故か隣にいたのが神先さんでした。
求人問い合わせしてた者ですなんて事を伝え、その後はメールでやりとりし、再度お話の場を設け、縁側で真っ暗になるまで語り合うこと、数時間。
ほぼ、その場でWEEKに入ることが決まっていました。
おそらく、今までもこの先も、こんなに早い決断はないですし、形に現れなくてもそれだけすぐに確信を持てる要素がWEEKや神山町にあるのだと考えています。
【WEEKを通しての今後について】
最後は今後についてお話します。
これから想像しているWEEKや目指しているWEEKなど、描いてるWEEK像は本当に沢山!!
ですが、ひとつひとつ焦らず丁寧に紡いでいくことを今は重要だと捉えています。
まず、WEEKという看板を背負い運営しながら、ホテル業界のゲームチェンジャーを狙っています。前編でも少し書きましたが、長年、業界の体質自体がほとんど変わらないところに疑問と危機感を持ち、概念にとらわれないことこそが現代では必要になってきています。
シームレスに横断的に新しい時代のホテルやホテルスタッフ作りに、WEEKなら挑めるのではないかと。同じ環境で働くことが難しいと言われる業界ですが、5年10年と居続けたいと思えるようなホテル組織のモデルケースを作りたく、働き方がサスティナブルでなければ、業界の未来はないと思い、一過性のやりがいではなく一生涯のやりがいって何だろうと業界に問いながら、WEEKを通して作ったり発信したりしていくことを目指しております。街をつくる手段としてホテルで働くことを想起できるような、ホテルの新しい可能性に目を向けてもらえたら、それが直接的な神山町への還元になり、ホテルってやっぱり楽しい場所だよねと思ってもらえることが理想です。
その他にはWEEKの役割やブランディングのこともすごく考えています。
ただその場所にある箱や事業を継承するのではなく、その街に求められている何かを時代に合わせて提供していくということはどういうことか。
目的地があって訪れるWEEKではなく、WEEK自体が目的になるにはどうするべきか。
観光業を活性化していかないといけないし脱観光業もしていかないといけない中でどう立ち振る舞うか。
今はキーワードを無理なく手軽になんでも検索できる時代で、現地に行かなくても大半の情報がリサーチすれば入ってきますが、神山町やWEEKまで実際に来る理由は何だろうと。日々自身に問いかけしています。
ただ、個人的にひとつだけ、はっきりと見えてきている神山町の魅力があり、それは紛れもなく『人』だと捉えています。
まだ私は半年しかこの町にいませんが、今しか感じ取れない感覚を大事にしている中で、日々の様々なコミュニケーションを心地よくしてもらってるのは、神山町の人たちのおかげです。この感覚をWEEKに来る人にも伝えればいいななんて思っています。
旅人と町内の人が接点を持つ、ホテル用語でシンプルに説明すると、神山町民みんなが『コンシェルジュ』。そんな街いいなって勝手ながら想像しています。
お金を払った対価として、ただサービスを受けるのではなく、知らない土地の友達が増えるって面白いと思いませんか?
どんな人にも、いってらっしゃいとおかえりなさいのお出迎えが出来る街、自然体の神山町を発信していくことがWEEKの大事な役割ですかね。
そして、ある種ファッション的にとらえられがちなライフスタイルホテルではなく、本当の意味の暮らし方や生き方を提案できるようなライフスタイルホテル作りにWEEKを通してチャレンジしていきたく思います!
ここまで長くなりましたが、最後に。
WEEK神山として、赤石個人として、人を集めるのももちろんですが、神山町には行ってほしい場所やお店があったり、会ってほしい人もいるので、その情報を丁寧に説明し、WEEKに泊まることで、旅の分岐路に立ち、街を回遊してほしいです。
神山町で見かけた際は、是非お声がけ下さい。色々とお話しましょう。
- カテゴリー: