WEEK神山|新しい「いつも」に出逢う

【WEEKインターン】やってみたらいい

2024/03/24

初めまして、東京から来ました大学1年生の富士子です。

3月1日から11日までの10日間、WEEK神山でインターンをさせていただきました。インターン期間を通して多くの方とお会い、お話することができとてもうれしく思っています。ありがとうございました。

私は今大学で福祉とまちづくり、心理を勉強しています。授業でまちづくりや地方創生を学んでいる中で、座学でただ学んでいるだけではわからないことが多すぎるし、現状を上手く想像することもできないと思い、夏休みに宮城県石巻へインターンに行ったのがきっかけで地方でのインターンに興味を持つようになりました。

母が豆ちよ焙煎所のたかこさんと知り合いで、母に神山町のことを教えてもらいました。事前に神山町について調べた時に、私がイメージしている地方の現状とは全く違い、外に開かれた町であることに驚きを受けたのを今でも覚えています。

WEEKでの仕事は午前中は客室清掃、午後は自由時間が基本的な流れとなっていました。普段は実家暮らしで自分で掃除をあまりしないので、客室の掃除は意外と体力がいりました。それと同時にこれからホテルを使う時はできるだけきれいに使おうと思わされました。

WEEKでいただいたご飯はまるで自然を食べているのかと思うくらい素材の味を感じることができ、とてもおいしかったです。

午後は散歩をしたり、神山町にあるお店に足を運んだり、神先さんに紹介していただいた方にお会いしてお話をきいたりして過ごしました。

私がこの10日間神山町で過ごしてみて気づいたのは、なんでも「やってみたらいい」という雰囲気が町全体に流れていて、それが多くの人の背中を押し、神山町の今の姿をつくりだしているということです。地元の人はもちろん、町外から来ている人や移住された方達がともに町をつくっている様子がさまざまな場面で見受けられたのがとても印象的でした。

私自身この神山町の「やってみたらいい」という雰囲気に背中を押された一人となりました。

今後自分が何を目指すのか、どんな職業に就くのか1年生ではありますが、常になやんでしまっている自分がいました。そんな時、神山で福祉に関わる方々とお話をさせていただく機会が何度かありました。皆さん悩む自分にひとつもネガティブな言葉をかけることなく、たくさんたくさん悩みながら多くのことを経験したらいいとおっしゃって下さいました。はっきりとやりたいことを決められずにいた自分を肯定的にとらえられていなかった自分にとって、皆さんの言葉はとても嬉しかったです。

また、自分の興味のある分野であった映像に関わる方にお話しを聞くことができたのも個人的にうれしく思っています。今の時代、誰でも簡単に撮影して編集することができるようになっているから、自分でまず挑戦してみることを勧めて下さいました。今まで何の知識も経験もない自分がただ興味があるというだけで、専門的な領域に足を踏み込むのはいけないことだと遠慮していました。ですが神山で色んな方に「やってみたらいい」というような言葉をいただいて、私はその言葉だけでなんだか何でもやってみればできるのではないかという不思議な気持ちになりました。何事もまずはやってみないとどうなるかなんてわかりません。「やってみたらいい」という言葉を家に持ち帰ることのできた私は、今後の大学生活も充実して過ごすことができると思います。

知らない土地に一人で入り込むのはまだまだ私にとってハードルが高いですが、今後も様々なフィールドに足を踏み入れて学びを深めていくことができたらと思います。

WEEKをはじめ、神山町で出会った多くの皆さん、改めてありがとうございました。とても良い経験となりました。また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。

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