【STUDY WEEK ⓢ】伊藤さんと真田先生のトークセッションの振り返り
2024/03/22
みなさん、こんにちは。
今回は先日に開催した『STUDY WEEKⓢ』伊藤さんと真田先生のトークセッションについての振り返りです。
※『STUDY WEEK ⓢ』 (ⓢはスピンアウト)とは、神山に所縁があるゲストの話を聞き、学ぶ会です。
今回は、昨年お二人が本を出版され、その情報を隅田さんがキャッチし、WEEKでイベントしませんかとお誘いしたことで、場がつくられました。
当日は事前の打ち合わせもほどほどに、会が始まります。
伊藤さんは『具体的な建築』、真田先生は『風景をつくるごはん』というタイトルです。
はじめの1時間はそれぞれの自己紹介、神山との関係性、本の紹介という流れです。
伊藤さんは『えんがわオフィス』『コンプレックス』『WEEK神山』など、現在の神山の象徴的な建物をつくられています。
トークセッションは、お二人の関係性やそれぞれの視点などとても興味深い内容でした。
・その地域を観察し「なぜそれが、その形で、そこにあるのか」ということを考える
・水上集落のコミュニティの話で、行為は変わらないが社会が変わることで結果が変わることについて
・世の中は地理的な時間、社会的な時間、個人の時間の複合している
・動的なもの、四国は土が動く、石積みは動く壁
・壊れる⇔完成について
・生産者の論理、消費者の論理、環境の論理のこと
など、豊かな学びや気づきの時間でした。
トークセッション後、真田先生はお隣の佐那河内村で講演があるとのことで出発されました。
伊藤さんはあと1時間ほどいれるとのことで、WEEKとコンプレックスの話をしてもらいました。
WEEKの当初の話は、知らないことも多かったので聞けてとても良かったです。
部屋のコンセプトや丸太の調達の話など、南さんと当時を振り返りながら話されていました。
コンプレックスでは当時、限られた予算でやるしかないところから生まれた「成長するオフィス」という発明が画期的だなと思いました。
来るたびに変わっていく建築物を楽しめる伊藤さん。変わってないと逆に不安になるというフレーズが面白かったです。
WEEKの石積みの案内もしました。南さんが昔の景色の話をしてくれています。
南さんの小学生入学の時に植樹したメタセコイアをみんなと見上げます。
伊藤さんが帰られた後は、みなみちゃん(元WEEKスタッフ)がえんがわオフィスを案内。無事できたようです。
最後はみんなでご飯。真田先生の『風景をつくるごはん』をモチーフに料理をしました。ただWEEKでいつも出している神山プレートがまさにそのコンセプトでもあったので、いつも通りの構成でいけました。
という感じで、学び、歩き、食べるイベントができました。伊藤さん、真田先生お忙しい中ありがとうございました!
まさにSTUDY WEEKな場になりました。イベントの段取りに関わってくれた方々、来てくれた皆さん、ありがとうございました!
このブログではあまり触れませんでしたが、真田先生の『風景をつくるごはん』、事前に神山の景観計画を進めている小池さんと、公社の高田さん、梅田さん、なむさんといっしょに毎週輪読会をしてきました。そちらは内容が濃いので今回と別でまとめます。