WEEK神山|新しい「いつも」に出逢う

【WEEKインターン】豊かな生活とはなにか

2022/09/29

初めましてこんにちは、中島と申します。
9月に約10日間WEEKでインターンとしてお世話になりました。
大阪で生まれ育って約50年の私が、徳島県神山町に身を置きWEEKの皆さんにお世話になったのは、”豊かに暮らす”とはどういうことなのかを考えている中で、在学中の大学のwebマガジンで神山町の記事を読んだのがきっかけです。

その記事には「食と農の循環をつくりなおす」というテーマで、農業を中心に食と農の循環をつくりなおしている人たちをフォーカスしていました。 最近ニュースで取り上げられる食品などの物価高に違和感を覚えていた私にとって神山町の自給自足・地産地消・少量生産少量消費への取り組みに加え、通信インフラを整備して、企業を迎える体制を整えていることにも関心を抱き、神山町をネット検索している中でWEEKの存在を知りました。さらにインターンを募集されていることを知り、年甲斐もなく「えいやー!」の勢いで応募しました。

インターン初日、到着した日は休館日で客室に泊まらせていただけ、午後からは大阪で勤めている会社の仕事をしていたのですが、普段はオフィスワークをしている自分にとって、PCから顔を上げたとき見た山と鮎喰川の風景が一気に身体中に吸い込まれていく感覚を得ました。あの時の風が吹いた様な体験はいまも鮮明に覚えています。”豊かに生きる”を感じた瞬間かもしれません。

インターンのお仕事は主に朝ごはんの後片付けやチェックアウト後のお掃除でした。 スタッフの皆さんは初心者の私に優しく丁寧にお仕事を教えてくださり、プロフェッショナルな掃除方法を習得する事ができたり、時折お客さまと神山の美味しいものついてお話しするなど楽しい経験でした。

神先代表も大阪から仕事も持ちこんでる私を気遣って午後からはなるべくフリーな時間にしてくださいました。 午後からの仕事はWEEKの向かいにあるサテライトオフィスでスペースを借りるうこともできて快適に仕事が進み、デスクワークに関しても何も困ることはありませんでした。

また、私がお世話になっている間には川の生態調査や「川づくりWEEK」という川についてのイベントがあり、オブジェづくりに参加させていただいたのですが、 魚の絵を描いたり、廃棄するものを使って飾り付けをするにはどうすればいいかなど、普段使わないところの頭を使って5歳くらい若返れた気がします。

これら以外にも畑仕事を経験させていただいたり、Iターンで活躍す方とお食事しながら神山町のお話を聞けたり、ほんとに色んな事がギュッと詰まった10日間でした。

神山町から大阪に戻り、印象に残っているのは食と人です。 WEEKでは隣の農家で採れた新鮮な野菜や無添加の食材を使うなど素材の味が楽しめるお料理が人気です。 インターンもまかない料理をいただけるのですが、美味しすぎて何度目を向いたことか分かりません。

地元の農家さんが一所懸命に作った食材を受け取った料理人が素材の味を生かし調理し提供する。どちらの存在にも感謝しかありません。

また、神山町ではたくさんの人と出会いましたが、みなさん働き者なのですが、楽しみながら働いてるようの見えました。 ここには意識の高い若者が多く集まっていて10代や20代の若者が自分や日本の未来について真剣に考えていることにも驚きました。「そんな人達が集まる魅力を持っている場所なんだなぁ」と思いました。

神山町の食と人はとても豊かで、WEEKでの経験は私にとって大きな影響を与えてくれました。 ”豊かに生きる”とはどういう事なのか少しずつわかり始めている気がしています。 WEEKの皆さん、出会った神山町の皆さん本当にありがとうございました。

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