
【WEEKインターン】自分は何がしたくて、どんなことができるのだろうか
2026/06/03
こんにちは。4/29から5/3の5日間、WEEK神山でインターンに参加させていただいた、大学院2年の四宮です。
私は徳島県出身で、祖母が神山町出身ということ、そして神山町と言えば地方創生の先駆けというイメージもあり、なんとなく幼い頃から気になる場所でした。また、漠然と「自分は何がしたくて、どんなことができるのだろうか」と考えたとき、私は地元徳島で、そんな人たちがどんな思いで何をしているのかが気になり、調べていたところWEEK神山のブログを見つけました。そして、人とのコミュニケーションの中で何かヒントがあるのではないかと思い、今回インターンに参加しました。

その思いをくみ取っていただき、WEEKの神先さんや赤石さん、吉永さんには、インターン中に神山町の人が集まり、そしてつながる場へたくさん連れて行っていただきました。
1日目はまず、釜パンストアに連れて行っていただき、「のまのま」というボルダリングジムを5/3にオープンしたマルコさんご夫妻にお会いしました。マルコさんご夫妻は、初対面の私にも気さくに話しかけてくださり、質問をしながら私のことを知ろうとしてくれました。その姿がとても印象に残っています。また、「のまのま」はボルダリングをする人だけでなく、地域の人が自然と集まり交流できる場を目指しているそうです。その思いに触れ、人とのつながりを生み出す場の大切さを感じました。
そのあと、岩丸百貨店で開催されていたイワマルシェにも連れて行っていただきました。そこで驚いたのは、ほとんどの人同士が知り合いで、自然につながりが生まれていたことです。年齢やバックグラウンドはさまざまですが、その根底には「人とのつながりを大切にしている」という共通点があるように感じました。
また、岩丸さんはグリーンバレーの設立にも関わり、神山塾生にとってはお父さんのような存在だったそうです。部屋には歴代の神山塾生の集合写真や結婚式の写真などが飾られており、多くの人がそれぞれの思いを持って神山町に関わってきたことが伝わってきました。神山で暮らし続けている人もいれば、神山での経験を糧に新たな場所へ進んだ人もいます。そこにも、人と人とのつながりから生まれる何かのヒントがあるように感じました。
イワマルシェでは、こんまい屋の小田さんやモリグチャウダーの森口さんをはじめ、多くの神山町の方々とお話しすることができました。皆さんは初対面の私にも気さくに話しかけてくださり、「なぜ神山に来たのか」「今どんなことをしているのか」を快く聞かせてくださいました。
私は、「徳島にはどんな人がいて、どんな思いで活動しているのだろう」という漠然とした思いで神山町を訪れました。しかし、さまざまな人の話を聞く中で、自分の考えにも芯を持ち、理由を持って行動することの大切さを学んだように思います。まだ抽象的ではありますが、人として大切なことを教えてもらった時間でした。
そのあと、おうち診療所にも連れて行っていただきました。ここでも、人々が集う場所としての温かさを感じました。私は病院に対して、待合室や診察室があり、どこか緊張感や不安感のある場所というイメージを持っていました。しかし、おうち診療所は名前の通り、地域の人々が気軽に立ち寄れる場所でした。何気ない会話から症状のヒントを得たり、薬や医療器具をできるだけ見えないよう工夫されていたりと、「患者さんと医者」という関係だけではなく、人とのつながりを大切にしている場所なのだと感じました。
また、初めて訪れた私にも嫌な顔一つせず、診療所について丁寧に教えてくださったことも印象に残っています。この日だけでも多くの人と出会い、「一人ひとりについてもっと知りたい」という私の気持ちを神先さんがくみ取ってくださり、「神山町の人物図鑑を作ってみてはどうか」と提案してくださいました。そこで、出会った方々がどんなことをしているのか、神山町に来たきっかけなどを簡単にまとめることになりました。個人的な思いでもありますが、この図鑑が、いつか誰かが神山町を訪れるきっかけになったり、人と人をつなぐきっかけになれば嬉しいなと思いました。

2日目の午前は、WEEK神山でのお仕事について教えていただきました。食事の提供や清掃なども体験させていただきましたが、WEEK神山の心地よさや爽やかさは、お客様の目線を考えながら動いている赤石さんや吉永さんの細やかな気配りによって作られているのだと感じました。その後、WEEK神山前のコンプレックスでもお話を伺いました。この時、WEEK神山に野菜を提供している大東さんにもお時間をいただき、これまでのお話や、神山に来るきっかけとなったフードハブについてなど、たくさんのことを教えていただきました。

4日目の夜には、地域の方々や前町長さんが企画されている、酒蔵に食材を持ち寄ってご飯を食べる会に参加させていただきました。神山高専の学生さんたちも参加しており、持ち寄ったご飯を囲みながらたくさんの方とお話しすることができました。
特に印象に残ったのは、高専生の皆さんです。大学院生の自分よりも明確な目的を持って行動している姿に刺激を受け、「こうした若い世代の存在も神山町を盛り上げている理由の一つなのだろうな」と感じました。また、個人的には前町長の奥様の優しさがとても印象に残っています。白米が足りずきょろきょろしていた私に、「ちょっと待ってて、家から持ってきてあげる」と自然に声をかけてくださり、そのさりげない優しさにとても感動しました。神山町に人が集まる理由の一つには、奥様のように、どんな人にも優しく寄り添い、温かく迎え入れてくれる人たちの存在があるのだと思います。
そんなこんなで、あっという間に最終日になりました。午前中には吉永さんに神山ビールのイベントへ連れて行っていただきました。子どもたちのダンスや染め体験などが行われており、ここでも人が自然と集まり、交流する場の温かさを感じることができました。


インターン終了後には、神先さんのご厚意で田植えにも参加させていただきました。子どもも大人も晴天の中、田んぼに入り苗を植えていました。初めは子どもたちも田んぼの冷たさを楽しみながら苗を植えていましたが、途中からは泥遊びに夢中になっていて、その姿がとても微笑ましかったです。そんな子どもたちが、人とのつながりや自然、食の豊かさの中で成長していくことが、とても楽しみだなと感じました。

長くなりましたが、神先さんをはじめ、たくさんのことを教えてくださった赤石さん、吉永さん、そして出会い、お話をしてくださった神山町の皆さまに心から感謝しています。
初めにも書きましたが、私は「徳島にはどんな人がいて、どんな思いで何をしているのだろう」という漠然とした思いから、このインターンに参加しました。神山町の人々とお話をする中で、コミュニケーションから得られる気づきや、一人ひとりの思いや考え方の大切さを学ぶことができました。まだ自分のやりたいことを具体的に言葉にすることはできません。しかし、ここで得た経験をただの「良い経験」で終わらせるのではなく、自分自身に落とし込み、考えながら行動していきたいと思います。そしていつか、神山町の皆さんのように、人とのつながりから何かに挑戦したり、人が自然と集まる場をつくったりできる人に成長したいと思いました。本当にありがとうございました。出会えたみなさまがこれからも、笑顔あふれる日々を送れることを願っています。ありがとうございました。
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