WEEK神山|新しい「いつも」に出逢う

【WEEKインターン】人が町をつくる

2026/07/18

2週間という、長いようであっという間の時間。
神山町で暮らす人たちから、豊かな暮らしとは何か、たくさんのヒントをいただきました。
「暮らすように過ごす」環境を作ってくださり、年代問わず受け入れをしてくださったWEEKの皆様には本当に感謝しております。
このレポートを通じて、私が感じたことを少しでも共有できればと思います。

まず、私がWEEKのインターンを知ったのは、東京のとある書店で「まちは暮らしでつくられる 神山に移り住んだ彼女たち」の本を手に取り読んだことがきっかけになります。
3年ほど前に家族で神山町を訪れたり、よく飲みにいく三軒茶屋のお店ですだちビールやすだちパッチョを食べていたこともあり、色んな記憶と結びつき、興味を持った数日後には応募していました。

ちょうどその頃の私は、新卒で入社し5年間勤めた会社を退職するところで、これからどんな人生を送っていこうかな、どんな仕事が自分にあっているのだろうか、ゆらゆら揺らいでいるところで、地方にも興味があったことから、何かヒントを見つけたいと考え、神山にやってきました。

神山での出会いは、WEEKの皆さんがつないでくださったご縁から始まりました。

毎日を過ごす中で、「WEEKの子だね!」と町の人たちが声をかけてくださり、「ここは行った?」「一緒にいこう!」と自然に神山町のコミュニティの中へ迎え入れてくださいました。

そのご縁は鮎喰川が町をゆるやかに流れるように、人から人へと自然に繋がり、少しずつ広がっていきました。この心地よい広がりがとても印象に残っています。

また神山にいる人たちはみんなあだ名で呼び合い、面白いエピソード付きで紹介してくれます。

肩書きではなく、一人の人として向き合う関係性にもすごく惹かれました。

神山で特に印象に残ったのは、子どもたちが育つ環境と、人々の仕事への考え方です。
子どもたちは、当たり前のように地域の文化や自然の中で育っています。
浄瑠璃をはじめとする伝統芸能に幼い頃から関わることができ、日々の遊びも自然や地域の文化とつながっています。伝統とは特別な日に受け継がれるものではなく、日常の暮らしの中で自然と次の世代へつながっていくものなのだと感じました。また、子どもたちの周りには家族だけでなく、気軽に相談できる大人がたくさんいます。地域全体で子どもを見守り育てる環境があることも、神山の大きな魅力だと思いました。

もう一つ印象に残ったのは、仕事と暮らしが切り離されていないことです。
「こんな場所があったら楽しいよね」「こんな暮らしができたらいいね」という思いから新しい取り組みが生まれ、それが仕事へとつながっていく。評価や利益だけを追い求めるのではなく、まず豊かな暮らしがあり、その延長線上に仕事があるという考え方が、とても印象的でした。また、「神山にあるものを使おう」という考え方が根付いており、地域の資源や人を生かすことで地域全体に循環が生まれていることも学びでした。

神山では「こんなことができたらいいね」という思いを言葉だけで終わらせるのではなく、まず行動に移している人がたくさんいました。
その一歩一歩の積み重ねが、人をつなぎ、仕事を生み、この町をつくっているのだと感じました。
私も今回のインターンでいただいたたくさんのヒントを、自分自身の暮らしの中で一つずつ形にしていきたいと思います。

2026年7月13日 矢野 柚乃

 

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