【研修旅行】丹波篠山,振り返りトーク
2023/09/22
こんにちは、美波です。
9月4日、5日の1泊2日で、WEEKの研修旅行として、HPをつくってくださった安藤さんと、神先さん、ユイナ、美波の4人で丹波篠山に行ってきました。
この旅行が企画された経緯は、7月にHPをリニューアルした際に、安藤さん(滋賀在住)と打ち上げをしたいねとなりました。そして、徳島と滋賀の中間地点でちょうど丹波篠山に神先さんの知り合いで、座編みの椅子職人の大橋さんがいること、などをきっかけに1泊で丹波篠山へ行くことが決まりました。
スケジュールや行先は大橋さんに紹介してもらった場所を中心に、こんな感じ。
<1日目>
宿「une」到着
一軒家全3タイプのお部屋がありました
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吉成さんとともにまち歩き
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夕食「竹海」中華料理
地元の方に大人気!リーズナブルだけど本格的でとても美味しかったです
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宿で談笑
<2日目>
大橋さんの工房にお邪魔
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昼食「HOVEL」薪炭火料理
山を上がったところにあるお店。木陰のテーブルとベンチでピザやお肉を頂きました。
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大橋さんの工房に戻り、仕事を見せてもらいお話
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ギャラリー「アーキペラゴ」
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解散
後日、振り返りタイムを開催して、それぞれがこの旅行を通してどんなことを感じたのかお話したので、そのフィードバックをちょっとだけお見せします。
以下、(ユ)-ユイナ(み)-美波(か)-神先とします。
1.WEEKのスタッフ以外も含めた旅行はどうだった?
(今回、私はWEEKで旅行に行くのは初、ユイナちゃんは隅田さん、神先さん家族との沖縄旅行に続き2回目でした。)
(ユ)
何度かWEEKで研修に連れて行ってもらいましたが、誰と行くかによって旅の空気感とか時間の流れ方が大きく変化します。宿にインターンでいろんな人が来るように、毎回新鮮さがあって、その度に気づくこともあります。
また、内側外側の境目関係なくいろんな人が関わっている宿だからこそ、スタッフ以外の身近な人ともWEEKという共通言語をもって一緒に旅行に行ったり研修させてもらえていて、おもしろいなと思いました。
(み)
旅行を通して、その宿とまちの関係性についての話題が多く出ていた印象でした。安藤さんがいることで外の視点から、WEEKがどう見えているかを意識することもできました。
また、安藤さんと旅を通してお話しして、自分の無意識の動作や表情をすぐに感じ取ってくださる印象があり、HP制作を通してとてもスムーズに私も制作に携われたのは、安藤さんの人柄がデザインの仕事の進め方にもつながってるんだなと改めて思いました。
(か)
自分との関係性が濃い人を、一緒に働くメンバーと共有できたらいいなというのは常々思っていて、近い時期に大橋君が宿に来てくれたのもあって、今回の打ち上げ(研修)を丹波篠山でできたら思いました。宿や仕事という枠を外して、人間の部分で普段とは違う面と接してくれるといいなと。また、オフの時間を通して、いつも一緒にいるメンバーのことを再発見できるとも思っています。
2、丹波篠山の印象や、この旅行で感じたことは?
(ユ)
このツアーは、再現性の高い丹波篠山の王道観光ルートではなくて、神先さんがいて、関わる人がいてできていたルートだったと思います。大橋さんの椅子に向き合う職人さんらしさと自然な生活の見えるの仕事風景は特に印象的で、人の温度感の感じられる旅行が記憶に残ったり、刺激を受ける時間になるなと感じました。
(み)
旅の中で特に印象に残っているのは、大橋さんの刃物を研ぐ姿や木を削る音、HOVELで風にあたっているときや鳥の声など。五感を刺激された瞬間が、記憶として残りやすいなと感じました。
(か)
今回は大橋くんのコーディネートで、宿をはじめいろんな事業を手掛けられている吉成さん、ピザ屋さんを紹介してもらい、短い滞在でしたが、とてもいい時間を過ごせました。この先の観光というものを考えるうえで、滞在の目的がモノからことや人へ変わっていくのは間違いなくて、その場所の日常にふれたり、生活や暮らしに招かれるような貴重な体験になりました。
そして、安藤さんと動けたことで、とても視点をフラットにして、みたり考えたりできた気がします。ありがとうございました。
3.この旅行を経て、感じたWEEKの魅力やポテンシャルは?
(ユ)
まちへの入り口になる場として、お客さんとスタッフの距離感に選択肢がるところが丁度いいなと思いました。日中は基本、宿に私たちはいるけれど、すごく接客に力を入れているわけではなくて、自然にそこにいる感じ。お客さんは自然の中で自分だけの時間をゆっくり過ごすこともできるし、まちや宿私たち自身のことに興味を持ったら、話しかけてくれて知り合ったり、いろんな場所を紹介したり。
みんなのリビングも、まだまだ長時間過ごしたくなる空間にしていけるなと思いました。
(み)
WEEKのお客さんは、宿での滞在期間、どの部分にテンションががるポイントがあるのかを改めて考えてみると、到着した時のロケーションや川の音、夕食・朝食の料理かなと。そういうポイントを意識しつつ、宿を出発するときにお客様がこれからの1日をどう始められるかを意識しながら接客することが大事だと思いました。
(か)
uneはデザインされた内装、ゆったりとくつろげる談笑スペース、おしゃれな寝室。ピザ屋さんは、開放的な外での食事だったので、薪のにおい、鳥や風の音、五感に残る心地よさがありました。もちろん料理もおいしかったです。
WEEKは、清潔感のある宿泊部屋と古民家をリノベーションした母屋、外に出ると開放的な川の風景があり、気分によってその時に居たい場所を選べたり、空間の使い方をもっと工夫できるなと思いました。そして、人だけでなくモノのやさしさがその空間の居心地を決めるような気もしました。今までとやることは大きくは変わらないけど、宿泊体験の一連の流れをより想像しながら滑らかな、やさしい手触りのあるものを目指していけたらと思います。
(最後にひとこと)
普段は自分たちの町で、宿で、お客さまを迎える立場にいて、こうして知らない町を訪ねてみることで、今の自分たちの暮らし方や働き方を客観視する旅になりました。
今回は、町を知るというよりも人を訪ねて、そこから行先が広がっていく数珠つなぎのような旅だったので、そこで暮らす人の日常を体験したような感覚が大きかったです。
旅行を終えて振り返って話すと、心地よさを感じるポイントが同じだったということや、同じものを見ていても他の人は違う視点から宿に還元できるものを見出していたことを共有できて、勉強+リフレッシュも兼ねた充実した旅になりました。
9/21 美波
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