宿のオープンデータ7月分
2023/09/18
こんにちは。
すっかり秋の訪れを感じる時期になってしまいましたが、夏の繁忙期の始まり7月のオープンデータを公開します。
※オープンデータとは何かについてはこちらの記事をご覧ください
→【新しい取り組み】宿のオープンデータ1月分
6月統括に引き続き、ひと月分の集計と1月からの合計の2種類のデータを出していきます。
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✦集計項目と内訳
①泊数(1泊/2泊/3泊以上/5泊以上)
②滞在目的(仕事/視察・フィールドワーク/観光・レジャー/イベント)
③年代(60代以上/50代/40代/30代/20代/中高生/小学生/未就学児)
④男女比
⑤1グループの人数
⑥地方(北海道・東北地方/関東地方/中部地方/関西地方/四国地方/九州・沖縄地方/海外)
⑦移動手段(自家用車/レンタカー/公共交通機関/その他・不明)
⑧夕食
⑨つながり※リピート率ときっかけの集計を変えてみました。試行錯誤中、下部で詳しく。
①泊数
7月の特徴的なところは3,4泊の割合が高いことです。
ワーケーションや休暇中に神山に興味をもって1週間~1か月程度神山に滞在されていた方が複数おりました。
その滞在のうちの数日をWEEKを拠点として利用してくれました。
合計値は前回から大きな変化はなく、やはりイメージ以上に1、2泊のお客さんが大多数です。
②滞在目的
1月からの合計データと近かったです。神山らしい日もありつつ、偏りなく幅広い層のお客さんに利用していただいたひと月でした。
イベント:視察ツアー、町内企業のイベント、神山に一定期間滞在
観光:知人・家族訪問、徳島旅行、お遍路
仕事:町内の教育関係、宿とつながりのある方との仕事
視察:個人、行政、学術研究
③年代
7月は夏休みが始まる時期、1月から合計と比較して、子ども連れの家族利用が少し多めでした。
④男女比
7月分は若干女性利用者の方が多いですが、毎月の変動幅内です。各月6:4以上の差はひらくことなくデータは積みあがっています。
⑤1グループの人数
こちらも毎月の数値と同様でした。
⑥地方
7月は海外からのお客さんが21%に増えました(6月は10%)。
内訳として、6月同様に外国籍の方というよりは、海外在住の日本人の方が多く、帰国中に神山に一定期間滞在しているような方が多かった印象です。
⑦移動手段
7月はレンタカーが少なく自家用車が多いのですが、近隣の地域から来ていた方が多かったかというとそうでもなく、あまりピンとくる原因がありません。予約時に入力されている情報ベースでカウントしているので誤差もあるのかなと思います。
ただ、レンタカーか自家用車いずれかで来ているお客さんが7~8割という点では、これまでの数値とあまり大差ないと思います。
⑧夕食
7月からはWEEKごはん(夜の飲食営業)も始まりました。まちの人たちや、宿の食事を気に入ってくれているお客さんが食事に来てくれたりしていて、嬉しいです。また、宿泊のお客さんも、WEEKごはんを利用してくれています。
\\新項目//
⑨繋がり
前回まで、⑨リピーター、⑩きっかけ、としていた2つのデータの切り取り方をすこし変えてみたいと思います。
ここで出すのは主に2つ。
1つ目はこれまで通り、「リピート率」
2つ目は「繋がり」
リピートしてくれる方々やWEEKをよく知る方々がご自身の友人やお客さんと一緒に来てくれたり、紹介してくれる、その方々が主催する研修や視察などのツアーで参加者の宿泊先として選んでくれることも頻繁にあります。また、神山のまちの人たちや神先さん、隅田さんをはじめとした人と人との関係性をきっかけに利用してくれるお客さんがいることもWEEKらしい要素だと思います。
前回までは、こうしたお客さんを、「きっかけ」の「紹介・知人」とカウントしていましたが、今回から、リピート率同様に全体のどのくらいの割合なのかと切り取り方を変えてみます。
狙いとしては、より宿とお客さんの距離感や関係性が見えるのではないかと思っています。
「リピート率」
3回以上来てくれている人の割合はこのようになりました。
7月 3%
1月から合計 10%
今シーズンは人の流れが活発になってきていていますが、コロナ禍以前ぶり、昨年初めて来て今年も、と来てくださるお客さんが最近増えてきた印象があります。
ということで、2回目の人も含めてカウントしたところ、7月は9%でした。
集計はこれからですが、8月も2回目の人が多かった感覚があります。
2回目来てくださった方が3回、4回と来たくなるような時間を過ごしてもらえているといいなと感じます。
「繋がり」
繋がりや関係性のなかで来てくれた方は以下の通りです。
7月 全体の24%
1月から合計 22%
おもに、繋がりのある方が神山に視察にきている知人やお客さんに繋いでくれたり、プライベートで神山を訪れているご友人に紹介してくれたり、町内のいくつかの団体がゲストの宿泊先として利用してくれたりなどでした。
いつも来てくれる方、以前から繋がりがあったり、初めてお会いするお客さんでもどのような経緯でWEEKを知ってくださったか分かる方が全体の3割前後いる、というのは以前よりも感覚に近い表し方になりました。
【番外編】
【神先さんのコメント】
7月は海外の方で一時帰国された方が多かった印象です。昨年に続いて利用してくださる方もいて、嬉しかったです。今回の集計から『繋がり』の項目が追加され、リピーターの実数値と体感がズレている感覚があったのですが、繋がりでみると3割という結果だったので何となく納得できました。宿の予約はHPからの直接予約か、個人的なメールでの予約だけなので、紹介や口コミで来る方が多いのはわかるのですが、宿の関係性を視覚化するうえで、この『繋がり』は、もう少し奥行きを出せそうな項目だなと思いました。そのあたりはユイナちゃんに頑張ってもらおうと思います…
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毎日のように宿では顔が分かるお客さんに会っているのですが、リピート率が1桁なことに違和感を感じていました。宿のお客さんとの関係性を示す数字はリピート率だけではないと感じたことから、集計を変えてみました。口コミなど情報経路を示すものを除いて、間接的な繋がりをデータにしている実例としてピンとくるものがなく、まだぼやっとしていますが、以前よりはしっくりきています。(ご存じの人がいたらぜひ教えてください。)
最近、町内の友人と話をしているなかで、今週はお客さんが多いとか、こういう層が多いなど、体感ベースでの話がかなり共通していて、宿の人の流れはまちの人の流れと重なっていることを実感しました。データを積みあげた先に、まさにその時の会話に上がった、域外からの人の流れや、地域で起きていることを可視化して共有できるようなものになったらおもしろいなあと、想像したりしました。
8月は阿波踊りもあったり、夏の旅行シーズン真っただ中でした。どんな1月だったのか、次回もぜひ読んでもらえると嬉しいです。
9/18 中野
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