WEEK神山|新しい「いつも」に出逢う

宿のオープンデータ9月

2023/12/01

こんにちは。
9月のオープンデータを公開します。

※オープンデータの取り組みとこれまでの記事についてはこちらをご覧ください。
【新しい取り組み】宿のオープンデータ1月分
宿のオープンデータ2月分
宿のオープンデータ3月分
宿のオープンデータ4月分 
宿のオープンデータ5月分
宿のオープンデータ6月分とこの半年の統括 
宿のオープンデータ7月分
宿のオープンデータ8月分

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✦集計項目と内訳
①泊数(1泊/2泊/3泊以上/5泊以上)
②滞在目的(仕事/視察・フィールドワーク/観光・レジャー/イベント)
③年代(60代以上/50代/40代/30代/20代/中高生/小学生/未就学児)
④男女比
⑤1グループの人数
⑥地方(北海道・東北地方/関東地方/中部地方/関西地方/四国地方/九州・沖縄地方/海外)
⑦移動手段(自家用車/レンタカー/公共交通機関/その他・不明)
⑧夕食
⑨つながり

①泊数

9月も1,2泊が99%でした。やはり年間を通じて基本的には短期滞在が中心、月に数組程度、長期利用の方がいることもあるという印象です。
長期滞在は、イベント的な団体利用、個人利用いずれもありますが、個人利用は特に過ごしやすい気候の時期、予約がとりやすい時期に集まる傾向があるように感じます。

②滞在目的

8月に引き続き9月も観光需要が6割と高かったです。仕事目的の人は2%と減少しました。ただ、視察は多く、視察と仕事の明確な線引きは難しいところもあるので、ビジネスかレジャーかという視点でみると、バランスはこれまでと変わらないのかなとも感じます。
観光割合が高いですが、そのなかでも今月は特に家族・知人訪問が多く、私達スタッフの身近な町内の人たちのご家族や友人のみなさんにたくさん来ていただきました。

イベント:採用イベントなど就業関連、オープンスクール、ワ―ケーション
観光:家族や知人訪問、移住検討の為の旅行、お遍路やハイキングなど
仕事:取材、町内企業関係者
視察:大学等の研究・授業、県内の複数の自治体をまわるスタディーツアー

③年代
 
体感的には20代、30代、40代、50代が同じ程度の割合でいる感覚ですが、9月も8月同様に20代の利用者が他の年代よりも1割程度多くなりました。観光利用が多い月は20代を中心に若い人が増える感覚があります。

④男女比

観光利用は女性の方が多く、仕事関連の利用は男性の方が多い、イベント系はその属性によって違っています。この点に関しては、日々宿にいて体感していることと数値がしっかりと一致しているなと思います。

⑤1グループの人数

1人の方は毎月1割くらい、2~3人程度の1グループで1,2部屋を利用するパターンが多いと思います。
これは利用目的に関わらず共通していて、町への人の流れの傾向というよりも宿の部屋数や部屋タイプからこのような傾向にあるのかなとも感じます。

⑥地方

9月は関東や関西圏からの人がいつもよりすこし少なく、他の地域からが若干多くありました。
神山に関わりの深い会社や大学、組織などは関東にあるところが多いことから、仕事を滞在目的とする人が減ると同時に関東からの割合も減っているのかなと感じます。
旅行は徳島に近い地域からが中心で、視察は海外も含めて各地から来ている印象です。

⑦移動手段

1年を通じて8割くらいの人は自家用車やレンタカーを利用して来られています。また、公共交通機関やその他を選択している方には、町内での移動は、知人や関係者と行動されるひとや、徒歩、レンタサイクルなどを利用する方がおります。レンタサイクルは宿ではしていませんが、キタイクリーニング(寄井商店街)でブロンプトンの自転車を借りることができます。

⑧夕食

9月は宿で数年前にインターンのようなかたちで滞在していたスザンヌさんが帰ってきていて、親しい人を集めた夕食会をひらいたり、宿泊者を交えた会食などがありました。また、WEEKごはんも今年度最初の7月と同程度の利用数がありました。宿に来る方には、まだ夕食の予定を決めていない方ももちろんおり、通常宿での夕食は事前予約のみに限っているのですが、夜営業があることで当日でも宿での夕食を受け入れられる余白が生まれ、選択肢を広げることにつながっていると感じます。

⑨繋がり
⑨-(1)リピート率
3回以上来てくれている人の割合はこのようになりました。
9月 0% (2回目以上 6%)
1月から合計 9%

⑨ー(2)繋がり
繋がりや関係性のなかで宿を知り、来てくれたお客さんの割合は以下の通りです。
9月 28%
1月から合計 23%

(1)+(2)総計

9月 28%
1月から合計 32%

9月は3回以上来てくれている方はおりましたが、%では0となりました。リピートを3回と定義するハードルの高さも感じます。
一方冒頭でも書いたように、親しい人たちの家族や友人、いつも利用してくれる方の紹介や、ゲストの方等は沢山来てくれていて、関係性のなかで利用して頂いた割合は約3割でした。

【番外編】9月宿の記事閲覧数トップ3
1位 はじめまして!谷亜央唯(あおい)です。
2位 【石積みWEEK】緊急石積みレスキュー 
3位 【研修旅行】沖縄やんばる 
※ピックアップ記事は除きました。

【神先さんのコメント】

毎年9月ごろから大学のゼミや企業の研修、視察など宿を団体で使っていただくことが多く、コロナ明けの今年もそういった傾向が強かったです(特に10月)。昨年は宿のリニューアル工事を行っていたので、前年度比は参考にならないですが、コロナ前と同じくらいには戻ってきたように感じます。やはり以前から関係性のある方が多くいらっしゃっているので、ありがたいです。
また、今年は休館日などを利用し県外へ研修旅行(スタッフや友人家族とともに)に行く機会が増えていて、9月はいろいろと動けた月でした。行った先の話を聞くとどこも人がインバウンドも含め戻ってきているようで、全体的にそんな傾向なのだろうと思っていて、一時的なものでなくこの流れをどう先へつないでいけるのか、オープンデータを見ながらいろいろと考えていきたいです。

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9月は大きな団体の利用や長期の滞在といった分かりやすくWEEKらしいものはないものの、関係性のある方に泊まっていただいたり、来てくれた人の滞在目的から地域の個性を感じます。観光利用と一口にまとめていますが、町に住む人を訪ねる人や、移住を考えている人など、レジャーにとどまらない内容が特に多く、神山らしいなと思います。また、一般向けに参加者を募集して開催された海外からのスタディーツアーがあったり、改めて町の観光が観光旅行だけではない路線にあることを実感しました。

10月は9月とはまた違い、連日団体お客さんに利用していただいた特徴的な1か月でした。ぜひ引き続き次回もチェックしてください。

12/1 中野

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