WEEK神山|新しい「いつも」に出逢う

宿のオープンデータ10月,11月分

2023/12/28

こんにちは。
いよいよ2023年も残りあと4日になりましたね。

今回は10月と11月の2か月分をまとめて記事にしました。

※オープンデータの取り組みとこれまでの記事についてはこちらをご覧ください。
【新しい取り組み】宿のオープンデータ1月分
宿のオープンデータ2月分
宿のオープンデータ3月分
宿のオープンデータ4月分 
宿のオープンデータ5月分
宿のオープンデータ6月分とこの半年の統括 
宿のオープンデータ7月分
宿のオープンデータ8月分
宿のオープンデータ9月 分

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✦集計項目と内訳
①泊数(1泊/2泊/3泊以上/5泊以上)
②滞在目的(仕事/視察・フィールドワーク/観光・レジャー/イベント)
③年代(60代以上/50代/40代/30代/20代/中高生/小学生/未就学児)
④男女比
⑤1グループの人数
⑥地方(北海道・東北地方/関東地方/中部地方/関西地方/四国地方/九州・沖縄地方/海外)
⑦移動手段(自家用車/レンタカー/公共交通機関/その他・不明)
⑧夕食
⑨つながり

①泊数

10月にはワーケーション合宿のための団体での長期滞在がありました。
また1月からを振り返ると、割合が高いのは1泊、2泊、3泊の順で、一番長い滞在期間は最大7泊でした。

②滞在目的

10月は営業日の半分は貸切利用でした。その際の利用が企業の研修や、町内の組織が主催したイベント、団体でのワ―ケーションなどだったことがあり、イベントに該当する割合がとても高くなっています。

イベント:町内に関わりの深い企業の研修、常連さんの団体ワ―ケーション、町内企業・組織主催のイベント
観光:旅行、友人・家族訪問、リフレッシュ、お祝いごと
仕事:町内関連企業の出張、ゲストとして、取材
視察:学術調査、まちづくり、建築関係、海外からの視察

③年代

年代はイベント関連の宿泊者は20代よりも30代以上の方が中心なことが多く、10月~11月はイベント的な利用が多くなったことにともない30代以上の割合が増えました。

④男女比

こちらはいつもと同じような割合です。女性6割、男性4割とわずかに女性が多いです。

⑤1グループの人数

既に書きましたが、10月は全体の半分が団体の貸切利用だったこともあり、6人以上の団体が半数近くなっています。

⑥地方

2つのグラフの形がほとんど同じになって驚きました。
10月、11月は海外からのお客さんもたくさんおり、視察で韓国から、観光で台湾やシンガポール、アメリカやオーストラリア等の欧米圏などからいらっしゃいました。
徳島県へのインバウンドで最も多い国籍は台湾ですが、宿でも同じような傾向がみられます。また、神山の地方創生が韓国で注目されていることもあり、視察では韓国からのお客さんが一番多いと思います。

⑦移動手段

これも2つのグラフがよく似ています。
気候のいい時期は公共交通機関利用や歩き、自転車なども少し増えますが、基本的なバランスは一年を通じて変わらないなと感じました。

⑧夕食

貸切での利用のときには、宿泊者・関係者を含めた交流会形式の夕食になることが多く、今回はそれがよく表れていて7割近くが交流会利用でした。

⑨繋がり
⑨-(1)リピート率
3回以上来てくれている人の割合はこのようになりました。
10月 4%

11月 4%
1月から合計 8%

⑨ー(2)繋がり
繋がりや関係性のなかで宿を知り、来てくれたお客さんの割合は以下の通りです。
10月 71%
11月 36%
1月から合計 29%

(1)+(2)総計
10月 75%
11月 40%
1月から合計 37%

【番外編】10~11月宿の記事閲覧数トップ3
1位 【星野リゾート】星野さんとのお話
2位 バイトの高校生インタビュー
3位 焼山寺のおこもり法要へ
※ピックアップ記事は除きました。

【神先さんのコメント】
このふた月は団体利用が半数近くで、どんなデータか楽しみでした。実値をみてみるとやはり興味深く、なにより関係性の中での来ていただいた方々がとても多かったのが嬉しかったです。あと12月分もありますが1年のデータがほぼそろい、宿の特徴を1つのデータとしてみることができてきました。トータルの振り返りは次のオープンデータの記事で書こうと思いますが、少数の団体、繋がりで来る方々の割合が高く、このあたりを宿のベースとしていろいろとコンテンツを考えていくのがいいのかなと思いました。ゆいなちゃんの感想で触れられているとおり、2024年からのオープンデータの記事は特徴的なデータをピックアップしたり、WEEK以外のお店などを巻き込んで取り組めるように工夫できたらと思います。

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今回は2か月分を一気に公開でしたが、10月は団体利用が集中した月でした。団体利用の場合は、やはり繋がりのある方から予約を頂くことが多いこともあり、全体の75%が以前から関係性のある方々が繋いでくださったお客さまでした。また11月も、町内の関連企業の研修や出張で利用していただいたり、神山で開かれた石積み甲子園の宿泊利用や、神山町の創生戦略報告会「つなプロ報告会」に関連する宿泊など、町内で起きていることに合わせた人の流れが宿でもありました。夏の繁忙シーズンには利用者も増え、滞在目的も多様化するのでわかりずらくなりますが、改めて町への人の流れやここで起きている出来事が、宿の利用状況にかなり反映されるということを実感しました。
昨年の1月分からはじめたオープンデータがいよいよ2周目目前のところまで来ました。はじめのころはデータ母数が少ないので、ひと月ごとの変動が大きかったですが、だんだんとあまり変化がないものと、その時々で変わるものに分かれてきました。この取り組みを1年分のデータをもとに新しい動きに繋げていくことも課題ですが、集計したものをこれまでどおり一様に並べて公開するのか、変化がある部分だけをピックアップして考察するのか、読みものとしてもなにか工夫をしていきたいなと思っています。

12/28 中野

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