WEEK神山|新しい「いつも」に出逢う

宿のオープンデータ2024年1月,2月

2024/04/14

こんにちは!
1月と2月分のオープンデータを公開します。

今回からは、1年分と前年度の同じ月の2つの視点も持って振り返っていきます。

※オープンデータの取り組みとこれまでの記事についてはこちらをご覧ください。
【新しい取り組み】宿のオープンデータ1月分
宿のオープンデータ2月分
宿のオープンデータ3月分
宿のオープンデータ4月分 
宿のオープンデータ5月分
宿のオープンデータ6月分とこの半年の統括 
宿のオープンデータ7月分
宿のオープンデータ8月分
宿のオープンデータ9月 分
宿のオープンデータ10月,11月分
宿のオープンデータ12月分とこの1年の総括

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✦集計項目と内訳
①泊数(1泊/2泊/3泊以上/5泊以上)
②滞在目的(仕事/視察・フィールドワーク/観光・レジャー/イベント)
③年代(60代以上/50代/40代/30代/20代/中高生/小学生/未就学児)
④男女比
⑤1グループの人数
⑥地方(北海道・東北地方/関東地方/中部地方/関西地方/四国地方/九州・沖縄地方/海外)
⑦移動手段(自家用車/レンタカー/公共交通機関/その他・不明)
⑧夕食
⑨つながり
⑩宿で出るゴミの量

①泊数

1泊の利用が7割弱、2泊が3割、3泊以上が少しでした。昨年1-2月は、団体のワ―ケーションツアーや石積みWEEKがあり、2連泊以上が半分と連泊割合いが特に高い期間だったので、昨年と比べると連泊が少なく感じるのですが、2月に開催した石積みWEEKや団体視察の滞在等があり、2連泊は比較的高めの期間でした。また、全体的には1年分のデータと近いバランスです。

②滞在目的

特徴としては、特に1月に視察利用が4割と多く、そのほとんどが団体視察でした。(昨年の1,2月はイベント的な連泊利用の割合が高かったです。)また、観光の割合は10月以降落ち着いていましたが、2月から増えてきています。昨年のオープンデータでも同じようなタイミングで増えていて、どの時期にどんな観光利用がどのくらいあるかというのは、毎年変化していく部分もあるとは思いますが、早い段階で言語化できそうな気がしています。

③年代

月毎に見ると、視察が多かった1月は30代の割合、観光の多い2月には20代の割合が、それぞれ1割程度高くなっていましたが、1,2月をまとめると昨年1年分と近く、バランスの良い構成になりました。昨年の1月は年代別の集計をしていなかったのでデータがないのですが、2月は今年同様に20代の利用が多いです。昨年のオープンデータにも書いていますが、春休みや卒業前で旅行が増えるシーズンなのかなと思います。

④男女比

団体で来てくださったグループ内の女性割合が高く、女性:男性=6:4でした。この部分は、毎月主に団体利用の男女比に左右されていると感じています。

⑤1グループの人数

団体での視察利用が多かった1月は6名以上のグループが半数、3人以上が2割、2人も2割、残りがおひとりという割合でしたが、1,2月合わせると年間の合計割合に近いバランスになりました。

⑥地方

関東に偏ることなく、比較的満遍なくいろんな地域からのお客さんに来ていただけました。また、海外のお客さんが17%と1割を超えていて、内訳は海外からのグループでの視察利用が中心でした。昨年秋以降は、海外からのお客さんが1割を継続して超えていて、3月の利用も体感的には海外から来ている方も多く、今年はインバウンドが昨年よりさらに多くなっていくのかなと感じます。

⑦移動手段

不明その他が多いのですが、団体でチャーターしている車等も含んでいて、実際にはほとんどが車での移動です。

⑧夕食

食事については、宿で開くイベントが多くなったので「イベントその他」という枠を新たに追加しました。1,2月は、隣のコンプレックスを利用した大人数でのイベント中のお食事としてケータリングを出したり、かまパンとコラボしたパンとワインの会などがありました。今年は、STUDY WEEKを中心に毎月宿でイベントを開いていて、食事機会のバリエーションが増えました。夕食の利用状況に絞らずに、宿泊利用以外の宿の利用状況という方向にこのデータは少し手を加えて、宿らしくない宿さを感じられるデータになるかなと考えています。

⑨繋がり

1月 2月 合計
リピート率 10% 12% 11%
繋がり 64% 21% 42%
リピート率+繋がり 74% 34% 53%

*リピート率 =3回以上来てくれている人の割合
*繋がり =繋がりや関係性のなかで宿を知り、来てくれたお客さんの割合

1,2月ともにリピート率は10%台でした。昨年の1月はリピート率が27%と昨年の1年間の中でも一番高く、長年継続して神山と関りのある方、出張で毎月利用してくださる方、毎年石積ワークショップに参加してくれている方などが来てくれていました。今年の1月はリピート率では及ばないものの、リピート率+繋がりで74%となり、引き続きいつも関わってくださっている方々やそのつながりから宿を選んでいただきました。

⑩宿で出るゴミの量(単位は神山の町指定ゴミ袋の数)

1月 2月 合計
可燃 11 8 19
リサイクルプラスチック 4 4 8
1 1 2
ビン 3 5 8
ペットボトル 1 2 3

ゴミはまだ集計をはじめたばかりですが、個人的には、ストレスなく捨てるものを少なく滞在してもらえる場であればいいなと思いつつ、ゴミの量は夏に向かって特に飲料系を中心に全体的に増えていくのではないかなとも予想しています。

【1,2月まとめ】
1月は11月頃から引き続いて団体利用が多く、2月は個人の観光利用も増えてくるというような流れでした。前年ともデータを比較できるようになったので、シーズン的な特徴とか、同じ時期でも去年と今年の違いが考えられたり、この先はこんな感じかなと予測してみたり、私自身のオープンデータから考える幅が広がったかなと思います。
オープンデータ2周目に入り、どう変化させていくか課題は多いですが、まずは春の桜・レジャーシーズンを迎えた3月分もはやくお見せできるように集計と公開をテンポよくがんばります。

【神先さんのコメント】
2024年のオープンデータがはじまりました。今年から昨年との比較ができるので、どう変化していくのかを見れるのが楽しみです。
というわけで、早速1,2月ですが、特徴的なものは海外のお客さんが増えたこと、関係性から来てくれるお客さんの割合が高かったことです。海外のお客さんは団体の視察とお遍路さんが多い印象。視察はフードハブ関係の食の取り組みを見に来るというものがほとんどでした。お遍路さんは3,4月もますます海外の方が増えてきており、この傾向は1年続くのかなと思っています。繋がりからくるお客さんも53%と、関係性で人が来る神山らしいなと思っています。
ゴミのデータはこれから集計していきどう生かせるか考えているところです。
またオープンデータには載せていませんが、昨年と決定的に違ったのは売上げの内訳比率です。現在、宿の売上げのメインは宿泊と飲食ですが、比率を見てみると昨年は9:1(宿泊:飲食)、今年は7:3でした。単純に団体の交流会,夕食利用が多かったのですが、今年はさらに月毎にイベントを複数やっていて、その効果が反映されたと思われます。データだけでなく宿の施設自体も宿泊以外の方々に来てもらえるようにオープンにしていこうと、イベントを組んでいるのですが、おかげさまでたくさんの方々に来てもらえています。今年はいろんなことにチャレンジしようとしてるので(毎年言ってそうですが、、、)ぜひ宿の動向をチェックしてください~!(神先)

 

4/14 中野

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